薬局のフランチャイズ運営って実際どうなの?

2018-03-27

『薬局のフランチャイズ運営』、名前は耳にするものの詳細をご存知ない方もいるのではないでしょうか?実際私もお客様より「フランチャイズって、どういう形態なの?」というご質問をしばしば受けます。本日は、フランチャイジー・フランチャイザー双方からみたメリット・デメリットをご紹介させていただきます。

薬局のフランチャイズ運営って実際どうなの?

そもそもフランチャイズ運営ってどういう仕組み?

まず、フランチャイズとはどのような仕組みなのでしょうか。
「新語時事用語辞典」によると、以下のとおりです。

「本部」が「加盟店」に対して自社商品の販売権、営業手法やブランドの使用権などを認め、統一ブランドのもとに営業を展開、そのようにして加盟店が得た利益の一部を本部が対価として受け取る、といったビジネスモデル。コンビニエンスストアをはじめ、レストランなどの飲食店、小売店、サービス業でも多く導入されている。
フランチャイズ方式において事業を提供する「本部」はフランチャイザー(franchisor)とも呼ばれる。その提供を受ける加盟店はフランチャイジー(franchisee)と呼ばれる。

新語時事用語辞典より

たとえば、薬局チェーンがフランチャイザーとなり、開業希望薬剤師がフランチャイジーになったケースに単純に置き換えてみると、フランチャイザーである薬局チェーンは継続的な経営支援を行うのに対し、フランチャイジーである開業希望薬剤師がフランチャイズフィー(ロイヤルティ)の支払いなどをするというものです。

経営支援の中身は、双方の相談によって決められますが、よく取り入れられる内容としては、医薬品仕入の際の共同購入や、薬剤師派遣、会計・税務処理の委託等々が挙げられます。

フランチャイズにおけるメリット・デメリット

薬局のフランチャイズ運営において、フランチャイザーのメリット・デメリットは以下の通りです。
(もちろん、どのようなフランチャイズ契約を結んでいるかで、大きく変わってきます。)

◆フランチャイザーのメリット

・フランチャイジーよりロイヤルティを得ることができる。
・フランチャイズ加盟店を増やす際、屋号の統一や卸からの医薬品の共同仕入等行った場合、
 ブランドイメージを広めたり、スケールメリットを保つ(向上させる)ことができる。

◆フランチャイザーのデメリット

・フランチャイズ契約の内容により、フランチャイジーへの指導のための人員・時間を要する。
・フランチャイジーの失態や、自助努力が欠けている場合、ブランドイメージに傷がついたり、
 フォロー対応に多くの経費や労力を割く必要がある可能性がある。

◆フランチャイジーのメリット

・医薬品の仕入をフランチャイザーと共同ですることで、安価での仕入が可能となり、薬価差益が取れる。
・フランチャイザーからの薬剤師派遣を契約に入れることで、人員困窮時に備えることができる。
・契約内容によっては店舗運営指導などが含まれており、経営経験がなくても安心。
・開業初期投資額を抑えて、開業できる可能性がある。

◆フランチャイザーのデメリット

・フランチャイズフィーの支払いが必要。
・契約内容によっては、フランチャイザーの経営方針などの影響を受ける。

かなりざっくり記載いたしましたが、フランチャイザーとしての大きなメリットとしては言わずもがな、ロイヤルティとして安定した収入を得られることでしょう。

またフランチャイジーとしては、独自に経営をするよりリスクが少ない等のメリットがある一方で、月々ロイヤリティを支払うのは避けたい、経営に口を出されそうで嫌だ・・と意向も多いです。

フランチャイズ運営・実例

一言で「フランチャイズ契約」といっても、細かな部分はオーダーメイドで決めていくケースが多いです。
実例として1件、フランチャイズ契約を新たに結ばれた薬局×開業希望薬剤師の例をご紹介します。

フランチャイザーである薬局は、とある地域で10店舗を運営する薬局チェーン。
薬剤師採用難により、薬局の継続運営が難しい状況でしたが、スケールメリットを保つためできれば屋号はかえず、薬品の仕入も共同で行う等、完全な切り離しではなくフランチャイズでの承継を希望されていました。

ロイヤルティとしては、売上の3%、経営に関しては「口出しをしない」という方針で、月に1度フランチャイザーに簡単な報告書のみあげてもらうという形です。また、ロイヤルティを設ける分、薬局の譲渡対価は相場よりリーズナブルな設定でした。

一方、手を挙げられた開業希望薬剤師は、やる気は強いものの自己資金が充分では無く、初期投資に多額の金額を掛けられないという状況でした。開業するからには「自分のやり方」で経営をしたい!という想いも強かったのですが、フランチャイザー側の「経営に口出しをせず外から見守る」というスタンスに納得をされ、実際昨年よりフランチャイジーとして薬局の運営を開始されています。

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CURATION BY

田代 チエ

新卒でCBグループに入社し、医師・薬剤師の転職支援に携わった後、 新規立ち上げメンバーとして、開業支援部に異動。 薬剤師の独立開業支援を専門に、「あなた以上にあなたの夢を形にする」 を実現すべく、真摯なご支援を心がけています。

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