2021年8月に始まる薬局認定制度とは?

2021-03-31

医薬品医療機器等法(薬機法)が2019年に改正されたのに伴い、特定の機能を持つ薬局を都道府県知事が認定する制度が21年8月に施行されます。制度の概要・目的について解説します。

2021年8月に始まる薬局認定制度とは?

患者さんが薬局を選ぶ、新たな認定制度がスタート

2021年8月より、新たな認定制度がスタートします。
患者さんが自身に適した薬局を主体的に選択できるよう、特定の機能を有する調剤薬局を都道府県が認定する制度です。
認定を受けた薬局はそのことを表示でき、患者さんへのアピールが可能となります。

都道府県が認定するのは、「地域連携薬局」と「専門医療機関連携薬局」の2種類です。

■□■ 地域連携薬局 ■□■

患者さんの入退院時に、医療機関等との情報連携や在宅医療等に、地域の薬局と連携しながら一元的・継続的に対応できる薬局

via

■□■ 専門医療機関連携薬局 ■□■

がん等の専門的な薬学管理に他医療提供施設と連携して対応できる薬局

via

※認定は1年ごとの更新制。

薬局認定制度の目的、求められる機能とは

薬局認定制度は、厚生労働省が掲げる「患者のための薬局ビジョン」の実現を後押しするために創設されました。
これまで国は、調剤報酬改定で「地域支援体制加算」や「健康サポート薬局」を評価し、2015年に公表した「患者のための薬局ビジョン」を推進してきましたが、「患者さんの負担増に見合うだけのメリットを実感できない」といった厳しい声もありました。
そこで、患者さんのニーズに応じた薬局機能を強化するため、薬局認定制度を創設し、「患者のための薬局ビジョン」の実現をテコ入れする方向です。

認定薬局は「患者のための薬局ビジョン」に基づき、「地域連携薬局」は「かかりつけ薬剤師・薬局機能」を、「専門医療機関連携薬局」は「高度薬学管理機能」を、それぞれカバーする機能が求められます。

厚生労働省「2040年を展望し、誰もがより長く元気に活躍できる社会の実現に向けて」

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「地域連携薬局」認定申請予定47.8%(大阪府薬務課調査)

大阪府薬務課が実施したアンケート調査では、府内の薬局1,468軒のうち「『地域連携薬局』の認定申請を行う予定」と回答した数が47.8%(703軒)と半数近くに上り、関心の高さがうかがえました。

薬局認定制度は、患者さんの自己負担増に見合う薬局機能の向上を目的としているため、認定を受けることによる調剤報酬上の評価はありません。

一方、
・患者さんへのアピールになる
・薬局・薬剤師の教育につながる
・薬学生・薬剤師の採用活動において有利にはたらく
等、認定を受けることによる薬局経営上のメリットも想定されます。

次回は、認定を受けるための具体的な要件を解説します。

記事制作元::CBニュース編集部

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