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怪しい!?調剤報酬ファクタリング~チャンスを逃さない資金調達 その1

2018-03-28

調剤報酬ファクタリングというサービスをご存知でしょうか?社保や国保から薬局へ支払われる調剤報酬の売掛金を買い取ってもらう資金調達方法ですが、何となく怪しいイメージを持つ方も少なくないようです。薬局経営においても利用価値があるこのサービスを簡単に説明します。

怪しい!?調剤報酬ファクタリング~チャンスを逃さない資金調達 その1

調剤報酬ファクタリングは怪しい?


調剤報酬を買い取ってもらい資金を調達すると聞くと、経営状況の悪い病院が診療報酬を担保に融資を受けた結果乗っ取られたという話を連想し、何となく怪しいイメージを持つ方や調剤報酬ファクタリングを利用していると経営状況が悪いと思われるのではないかと心配される方も少なくないと思います。しかし、調剤報酬ファクタリングは契約条件にも依りますが、そもそも銀行融資のように返済が必要な資金調達方法ではなく、また積極的な薬局経営にも活用できるサービスです。メリットとデメリットをしっかり理解すれば、怪しくも危なくもありません。

調剤報酬ファクタリングの流れ

ざっくりと調剤報酬ファクタリングの流れを説明すると次のとおりです。

1)ファクタリング会社と薬局がサービス利用契約をする
2)ファクタリング会社が社保・国保連に対し診療報酬の支払先を変更する手続きを代行
  【支払先変更】 調剤薬局 ⇒ ファクタリング会社
3)薬局が社保・国保連へ調剤報酬を請求
4)ファクタリング会社が上記3から1週間程度で契約金額(※1)を薬局に支払う
その際ファクタリング会社は薬局から手数料を受け取る
5)ファクタリング会社が上記3の翌月に社保・国保連から調剤報酬を受け取る
6)上記3の調剤報酬と上記4の契約金額の差額を精算

※1 契約条件によって異なり目安は調剤報酬1ヶ月分の80~90%


要は、薬局が社保・国保連からの支払いを待たず、手数料を支払って早目に資金を手元に回収する仕組みです。調剤報酬債権(売掛金)を買い取ってもらうため、借り入れではなく、返済の必要はありません。では、なぜこのような仕組みを利用するのでしょうか?

調剤報酬ファクタリングを利用する目的

実は、ファクタリングは、資金を早目に回収できるだけでなく、将来発生する調剤報酬も買い取ってもらうことが出来ます。新規開局の場合は難しいのですが、既存の店舗であれば、過去の実績から将来発生する調剤報酬を見込んで契約金額を設定することで、ファクタリング会社や契約条件にも依りますが、調剤報酬の数か月分に相当する資金を一度に調達することも可能です。もちろん、先行して買い取ってもらう調剤報酬の金額が大きくなるほど、ファクタリング契約の満了・解約の際の資金繰りには注意が必要ですが、次回説明するように銀行融資と比べて審査が早く、一時的にまとまった資金を調達できるため、例えば次のような目的での利用が考えられます。

・M&Aの資金として
銀行の与信枠が少なく融資だけでは資金が足りない場合や、案件を素早くまとめる必要があり銀行の審査に掛かる時間を待てない場合などに利用。

・一時的な運転資金として
薬価差益を改善するために薬剤の仕入れネットワークに加盟する場合など、取引において支払サイトが短くなるケースで一時的な運転資金の調達に利用。


次回は、調剤報酬ファクタリングに掛かる手数料などを解説します。

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大西 望

中途でCBグループに入社し今年で11年目になります。この間、全国で医師の採用支援、薬局の開業支援に携わってきました。ビジネスライクではなく人間味のある対応をいつも心掛けています。

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