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薬剤師過剰状態はホント!?データからみる薬剤師の現状

2018-03-27

数年前は『薬剤師の採用ができなくて困っている』や『薬剤師が採用できなくて大変だよ。どうにかならないかな』という相談を薬局から受ける機会が多かったです。しかし最近は少し状況が落ち着いてきているように感じます。それでは、本当に状況は落ち着いてきているのでしょうか。

薬剤師過剰状態はホント!?データからみる薬剤師の現状

薬剤師の従事先と薬局の店舗数のデータからみる

厚生労働省のデータによると平成28年12月31日現在、薬剤師数は301,323人です。
薬剤師の従事先内訳は以下の通りです。

・薬局の従事者 172,142人(57.1%)
・医療施設の従事者 58,044人(19.3%)
・医薬品関係企業の従事者 42,024人(13.9%)

薬局の従事者は、平成28年度現在172,142人と、10年前の平成18年度125,254人に比べて37%増加しています。増加の原因として薬局の店舗数と関係があると考えられます。
薬局の店舗数は58,000件(平成28年度)と10年前の51,952件 (平成18年度)から約6,000件増えています。薬局数の増加に伴い、薬局に従事する薬剤師も増えたと考えられます。こちらの数字だけを見ると薬局薬剤師はまだまだ需要があるように感じます。

薬局の分業率と薬剤師数のデータからみる

次に薬局店舗数の増加率から予想してみましょう。
平成28年度医薬分業率の全国平均は、71.7%に達しました。分業率もある程度進み、今後の伸びは緩やかになってきます。そうなると薬局の数はこれ以上の増加を見込むことが出来ず、毎年新卒薬剤師が1万人程度増える中で薬局薬剤師の数も頭打ちになってきます。

実際に厚生労働省の「薬剤師需給の将来動向に関する検討会」(2007)によると、単純計算で2011年度に7万5000人、2018年度には10万人が過剰になると報告されています。

つまり数字上ではすでに供給が需要を上回っており、「薬剤師過剰時代」に突入していることになります。しかし実際には、薬剤師の6割を女性が占めていることから、産休や育休を機に働くペースが緩やかになることが多いため、まだまだ過剰状態であるとはいえないと考えれています。

地域別、薬剤師数のデータからみる

最後に都道府県別に、薬剤師の数を見ていきましょう。
厚生労働省の「医師・歯科医師・薬剤師調査」によると、2018年末の都道府県別にみた薬局・医療施設に従事する人口10万人対薬剤師数では、全国平均で181.3人ですが、最も薬剤師数の多い徳島県220.9人、次いで東京都218.3人、最も薬剤師数が少ない沖縄県134.7人、次いで青森県143.5人と徳島県と沖縄県では86人も差異があり大幅に薬剤師の人数が違います。そのため地域によって薬剤師の不足感も違ってきます。
また、東京や大阪などの都心部では薬剤師の人数も多く充足傾向であり、一方で都市部から離れると薬剤師の採用難は続いております。

まとめ

薬剤師の人数は数字だけみると現在既に過剰状態ではありますが、女性が多い職場ということもあり、まだまだ不足感があると言えます。今後も薬剤師の人数は増えていきますが、地域偏在の課題は残っていくでしょう。そのため特に地方の薬局は薬剤師の確保方法を考えていく必要があるでしょう。

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知久 早織

大学で法律を学んだ後に、新卒でアパレルメーカーに就職。その後キャリアブレイン(現CBアドバイザリー)に入社し、薬剤師の転職支援を経験した後に、開業支援部に異動し現在に至ります。薬局の経営のお悩みは是非、ご相談ください。

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