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薬剤師採用のミスマッチ、原因は求人票にある!?

2018-03-27

求人票を作成する事が、採用の第1歩目です。その1歩目でつまずいてしまったら良い採用はおろか、母集団の形成すら出来ません。ここでは求人票の掲載方法や応募者側が見るポイントを、転職支援に携わってきた目線からお伝えします。

薬剤師採用のミスマッチ、原因は求人票にある!?

求人を出すにあたって関係する法律

まずは、求人を作成するにあたって関わる『職業安定法』と『男女雇用機会均等法』について触れます。

職業安定法

職業安定法では労働条件について平易な表現で、求職者の職業選択自由を尊重することが明記されています。また、厚生労働省では職業安定法に則った公正な採用選考の基本として
・応募者の基本的人権を尊重すること
・応募者の適正・能力のみを基準として行うこと
を定義しています。従って応募者の本籍や生活環境、思想などを採用の基準としてはいけません。
併せて、この職業安定法は平成30年1月に改正がありました。今改正では、労働者を募集する際に明示すべき労働条件が追加されています。以下が主に追加された明示条件です。
・使用期間の有無、期間
・みなし労働時間(裁量労働制の場合)
・みなし残業代の時間、金額
・募集者の氏名または名称
改定が頻繁にありますので内容を都度、把握しておく必要がります。

男女雇用機会均等法

職業安定法に並んで重要な法律です。読んで字の如く、男女で不平等な内容があってはいけません。直接的な表現で「男性のみ」や逆に「女性優先」など性別に限った募集は出来ません。また、薬局では少ないかと思いますが「営業マン」という募集もNGです。この場合、マンは男性に限った表現となりますので、マンを取り除き営業社員、営業スタッフなどと表現を変える必要があります。

基礎的な内容にはなりますが、適切な表現を行う必要がありますので、求人をだすにあたって最低限度の理解をしておく事が望まれます。

求人は目立ってナンボじゃない

さて、求人をだす際の法令内容を理解したうえで実際の求人票を作成していきます。ここで注意したい点として、薬局の薬剤師募集求人は相当数あります。その中から自社の求人を見つけてもらうために、目立つ必要があると考えるのは必然だと思います。

「年収800万円」「週休2.5日以上」「残業無し」

確かに目立ちます。しかし、この文言はリスクがあることを理解しなくてはなりません。上記のような待遇面を前面に押し出すことは、待遇面を期待する母集団が集まりやすい結果となりえます。待遇面を求める方、全てに当てはまるとは言い切れませんが、就業への意欲が高いとは言えない方も集まりやすい傾向にあるのは想像いただけると思います。実際、私もこのような求人をお預かりしてきた身ですが、待遇面ばかりを求める求職者は長期労働に繋がらないケースが多いように感じます。(あくまで体感ですのでご容赦ください)また、目立つ事だけを優先するあまり、過剰な表現になってしまっていないか気を配る必要があります。

その求人は誰目線ですか?

次はどのようなターゲティングをおこなっているかです。マーケティングにおいて、どこをターゲティングするかはとても重要な経営方針に当たるかと思います。採用においてもターゲットを絞り込むのはとても重要なことです。ターゲットの選定として

・雇用形態
・勤務日数、時間
・給与
・スキル
・ポジション
・考え方

などが挙げられると思います。当たり前のことですが、自社がどのような人材を必要としているのか、明確にさせておく必要があります。加えて、その条件がMustなのかBetterなのか、
優先順位などもあらかじめハッキリしておくことをオススメします。

よく、「急な退職の申し出を受けたので、誰でもいいから早急に採用したい!」というような話を伺うことがありますが、求職者側から見て誰でもいい企業に入職したいと思いますか?間口を狭めろというわけではなく、どのような人材を募集しているのかが明確にならなければ、求人票にも落とし込むことができません。しっかりとしたアプローチを行うためにも、ターゲティングをしっかり行いましょう。

自社の強みは求人票から分かりますか?

さあ、ターゲットが絞れたら、どのようなことを求人票に盛り込んでいくのが望ましいのでしょうか?相手が求める情報を提供することが、有力な母集団形成に繋がるはずです。
参考までに、ターゲティングした「自社が求める人材」に対して、「求職者が求める環境」そこから「必要な情報」というような見立てで、下記へ記載してみます。

via

就業を希望する薬剤師が求める環境などを想定して、必要な情報を発信することが出来れば、有力な母集団形成に繋がるのではないでしょうか。

紹介会社に任せっきりじゃないですか?

薬剤師の採用を紹介会社経由でおこなう企業も多いかと思います。実際に転職を検討する薬剤師の多くが、紹介会社に登録をされていると考えられます。転職を検討する薬剤師側から見れば、たくさんの情報=求人を持っていて、その中から自分の希望にマッチする求人を紹介して欲しいというのが要望だと思います。

という事は紹介会社へ登録したからといって、それだけで自社の求人を紹介してもらえるという事にはなりません。なんせ求人は山のようにあるのですから。その中から薬剤師へ紹介されるには、よほど希望に合致しているか、オススメできる項目があるかということになってきます。当たり前ですが、すべての希望があてはまることは稀で、

「この薬局なら、××は希望に合わないが〇〇は希望に合う」

という提案をする紹介会社コンサルタントは多いはずです。私もそのように求職者へ提案をしていました。その際に、給与や勤務条件などの待遇面だけしか伝えていない場合と、前項のようにターゲットとなる人材や、そのターゲットに即した自社の強みをしっかり伝えている場合では、候補に上がるケースに雲泥の差が生まれてきます。

「紹介会社はプロなのだから」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが紹介会社は多くの案件を抱えています。御社の専任ではありません。求人側と求職側をマッチングするのが紹介会社コンサルタントの役割です。であれば、マッチング率を上げる情報を提供することは必然ではないでしょうか。

まとめ

ここまで、求人票を作成するにあたって基礎的な内容から、実用的な内容まで記載してきました。求人票=待遇面と考えていた方も多いと思います。間違いではないですが、待遇面しか記載のない求人票には、待遇面を求める求職者が応募するという話をお伝えしました。採用の第1段階である求人票作成について今一度検討をしてみることで、より良い採用活動をスタートさせ、理想とする人材の確保ができる事を心からお祈り申し上げます。

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黒澤 俊貴

新卒で某カー用品店にて勤務をしておりました。 転職で前身のCBキャリアへ入社し、薬剤師の転職支援に携わって参りました。現在は薬局の個人承継に従事しています。タイヤ交換と薬剤師採用については私にお任せください!

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