人材紹介会社のメリット・デメリットについて

2018-03-27

薬剤師採用に頭を悩ませる経営者の方は多いと伺います。その薬剤師採用においてスタンダードになってきている人材紹介会社ですが、利用に際してのメリット・デメリットはご存知でしょうか?人材紹介会社をうまく活用する事で、御社採用の手助けとなればと思い説明致します。

人材紹介会社のメリット・デメリットについて

そもそも人材紹介会社って?

人材紹介会社とは、厚生労働大臣の「有料職業紹介所」の許認可を受けて、職業を紹介している民間企業を指します。人材紹介会社は人材バンクとも呼ばれ、大小含めると全国に1万を超える人材紹介会社があります。

その中で、業種・職種別や新卒専門など、多くの種類の人材紹介会社が存在しています。薬剤師採用に関して言うと、薬剤師(医療業界)専門の人材紹介会社を利用する事が一般的かと思います。医療業界専門の紹介会社も一部上場の大手関連企業から中小企業まで多くの会社があります。薬局業界に限らず、ホワイトカラーと呼ばれる職種の採用では人材紹介会社を経由した採用割合が年々高まってきているようです。

さて、その人材紹介会社ですが、利用されたことがある経営者の方はご存知かと思いますが、多くの人材紹介会社は成功報酬型を採用しています。したがって採用した薬剤師が入職するまで、基本的に費用が発生しないというのがスタンダードです。詳細は後述致しますが、この点は人材紹介会社を利用するにあたっての大きなメリットであり、今日の採用で一般的になり得た要因の一つだと考えられます。

人材紹介会社を利用するメリットは?

リスクが少ない

先ほどお伝えしましたが、完全成功報酬型の場合、入職が確定するまでは基本費用が発生することはありません。仮に転職サイトや求人誌を利用した一般公募の場合、採用の成否にかかわらず費用が発生します。最悪の場合、一名も採用出来ずに費用のみ発生するというケースも十分に考えられます。その点、成功報酬型である人材紹介会社を用いた採用ではコスト面のリスクが少ないと考えられます。

プロのアドバイザーが仲介する

人材紹介会社には求職者を担当するアドバイザーと法人を担当するアドバイザーがそれぞれ別にいるケースが多いです。(求職者側と法人側を兼務している場合もあります。)このようなプロのアドバイザーへ自社の求人を預けることで、求職者とのマッチングをしてもらうことができます。マッチング=予備選考だと解釈した場合、手間が省けると言うメリットがあります。

非公開求人として採用活動ができる

一般公募の場合は、広く求人を掲載し、採用活動を行うことになります。当然、社内外含め採用活動をおこなっていることが知られる事となります。この場合、社内からは「誰か辞めることになったのか?」「採用が出来なければ自分の負担が増えるのでは?」などという憶測から不安の声が上がってしまうケースや、社外から「あの法人はいつも募集をかけている。何か社内体制に問題があるのでは?」というようなあらぬ疑いをかけられてしまう可能性があります。

一方、人材紹介会経由で採用を検討する場合に非公開という選択肢があります。この場合、非公開求人として扱われ、外部へは法人、店舗などが伏せられた内容で募集をかけます。一般公募に比べて情報統制ができる点はメリットと言えるのではないでしょうか。

人材紹介会社のデメリット

コスト

やはり、一番のネックは紹介料、コストの部分です。一般的な紹介会社の紹介料は、入職者の年収の30%前後がスタンダードのようです。仮に年収600万の薬剤師を採用した場合に、上記の紹介料率だと180万円の紹介料が発生します。この金額を安いと考えるか、高いと考えるかは、採用側の状況や採用者のスペックによっても変わると思いますが、一般的には決して安価な金額ではないと思います。

また、新規出店などで複数名の採用が必要になった場合、紹介料は基本的に入職者1名について発生する金額なので、採用した人数分紹介料が必要となってきます。この点を考えると大量採用が必要な場合は、大きな費用を見込まなくてはいけません。

競合

人材紹介会社は入職というゴールへの確度を高める為、複数社の求人を提案しています。実際、一回の転職活動で平均3社程度、面接に進まれる求職者(薬剤師)が多いと転職支援に携わった経験から感じています。プロのアドバイザーがマッチングした求人ですから、競合となる求人(企業)も求職者の希望に沿った求人である事は想像が容易だと思います。

また、求職者側も利用する紹介会社を1社に固定せず、2社、3社を同時並行で利用されながら転職をされる方も多くいらっしゃいます。この場合、その分他求人との競合も増加する事は言うまでもないでしょう。

アドバイザー経由

人材紹介会社経由で採用をする際、基本的に求職者本人と話すことが出来るのは面接時のみです。それ以外は紹介会社のアドバイザーを介してやりとりすることになります。これはメリット・デメリット双方ありますが、アドバザーを介した話ですから、アドバザイザーの主観や色メガネが入り混むケースは多かれ少なかれ発生するのは事実です。この点にも留意しながら話を進めることが必要になってきます。

人材紹介会社の有効な使い方

では、メリット・デメリットをふまえて、人材紹介会社の有効な活用方法を私なりにお伝えします。
まずは、複数社を使用する事をお勧めします。何故なら、採用に至らなければ料金はかからないからです。同じ候補者を2社から採用することは絶対にありません。ですから、一つの会社だけで間口を狭める必要は全くありません。その中でどのような会社が良いかという判断に関しては、求職者が多く登録されていて、かつ求職者の希望や考えをしっかり汲み取れている会社が望ましいでしょう。求職者へのヒアリング力という点では、2016年に国家資格になったキャリアコンサルタント(詳細は下記、厚生労働省ホームページを参照)を保有するアドバイザーがどの程度在籍しているかは一つの判断基準になると思います。

また、紹介料の規定についても確認が必要です。紹介料の単価自体もそうですが返金規定についても確認が必要です。入職者が残念ながら早期退職となってしまった場合に紹介料を返金する規定ですが、この返金規定は期間、金額の2軸で確認することをオススメします。

最後に、人材紹介会社を利用する上で重要なのは、待ちの姿勢にならないことです。紹介会社へ求人を預けたからOKと思っていたら大間違いです。人材紹介会社も多くの求人を預かっています。御社の求人は何百、何千のうちの一つにしか過ぎません。その中でより求職者へマッチングしてもらう為に必要な情報を伝えられていますか?給与、勤務時間、休暇、応需科目などの条件面だけになっていないでしょうか。条件面はもちろんですが、求職者が求めるような情報、例えば他社と違った御社の優位性や入職後の勤務イメージがつくような内容など、条件面だけでなく、より求職者へ響くような求人票となっていればアドバイザーも求職者へ積極的なマッチングができるのではないでしょうか。

ここまで人材紹介会社について記載を致しました。人材紹介会社へ良いイメージの方も、悪いイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。しかしながら、経営の大きな課題である人材採用において、人材紹介会社を有効に活用することで少しでも御社採用の参考になればと考えます。

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黒澤 俊貴

新卒で某カー用品店にて勤務をしておりました。 転職で前身のCBキャリアへ入社し、薬剤師の転職支援に携わって参りました。現在は薬局の個人承継に従事しています。タイヤ交換と薬剤師採用については私にお任せください!

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