• 承継開業
  • 何が必要? 薬局の独立開業にかかる初期費用について

何が必要? 薬局の独立開業にかかる初期費用について

2020-09-17

これから独立開業をされる予定の開業希望者さまにとって、開業にあたってかかる初期費用にはどういったものがあり、どの程度の金額になるかは、大きなポイントです。実際に、ご質問として受けることも非常に多いため、今回は開業費用についてご案内いたします。

何が必要? 薬局の独立開業にかかる初期費用について

薬局の開業にかかる初期費用の内訳

そもそも、薬局の開業にあたって必要な費用とは、どういったものがあるのでしょうか。
今回は、開業希望薬剤師の方にも人気の高い、「承継開業」の初期費用についてご紹介します。
承継開業に必要な初期費用は、大きくわけると以下の項目がございます。

・営業権
・固定資産
・薬品在庫
・賃貸借の敷金(保証金)
・仲介会社を通す場合、仲介手数料
・運転資金
・その他

簡単に補足をすると・・・
営業権は、いわゆる「のれん代」で、その薬局自体の事業価値を価格にしたもの。
固定資産は、土地、建物や、レセコンなどの機械類、調剤台などの店舗附属備品のことで、
一般的には、不動産以外は、承継時点での簿価で買取りをすることになります。
薬品在庫については、承継前月末に、売手様・買手様同席にて棚卸を行い数量を決定し、
薬価の〇%や、納入価格など、双方合意のもの決定した金額を掛け、受け渡しをします。

薬局事業においての敷金は、住宅の敷金のように家賃の2~3か月、というケースもありますが、
事業用ですと、月額賃料の半年~10か月、としているところも多いので、注意が必要です。
仲介料については、仲介会社や案件によっても異なるケースがあるため、確認をしておくとよいでしょう。

なお、運転資金は、事業承継の場合、承継後2か月間は保険請求分が入ってこないため、
店舗にかかる人件費や、光熱費等の販売管理費、自身の当面の生活費など、確保しておく必要があります。
その他にも、法人を設立する場合はその費用、保健所や厚生局に申請をする際の申請費用、
薬局名を変える場合じゃ看板の付け替え費用等々、細かな費用も掛かってまいります。

初期費用の中の営業権とは?

前の章で挙げた費用の中で、比較的、ご質問いただくことが多いのが営業権です。
たしかに、固定資産や薬品在庫のように、「決まった金額」がないため、
少し、わかりづらく感じる方も、いらっしゃるかもしれません。

最終的には、「売手様と買手様が納得された金額」が営業権となるのですが、
その金額を決定する際、営業利益の〇倍、といった形で目安を挙げることも多いです。

なお、ここでいう「営業利益」とは、「現運営の中で出ている営業利益」ではなく、
人件費等の経費を適正な金額に修正した上で出る営業利益(=EBITDA)をもとに計算します。
薬局によっては、薬剤師1名で運営できる店舗を、従業員に要求をされるまま、
薬剤師2名を雇うことになり、赤字経営になっているケースなども、耳にします。
その場合は、適正な営業利益を出し直し、そちらをもとに営業権を算出することになります。

では、営業利益×〇倍、の「〇倍」はどのように決定するのでしょうか。
一般的に、個人承継向きの売上5,000万~1億円程度の案件の場合の営業権は、
営業利益の2~3倍で算出するケースが多いといわれています。
ただ、門前医師のご年齢や、後継者の有無、首都圏など人気エリアか否か、
薬局自体の収益性の大きさ(小ささ)などにより、等倍は大きく変わってきます。

また、冒頭申し上げたとおり、「売手様と買手様が納得された金額」が
最終的な営業権価格となります。
上記記載した適正価格をもとに、双方と調整し、営業権を決めていく流れとなります。

薬局の承継開業の初期費用、トータル幾ら必要なの?

ここまで、薬局の承継開業にかかる初期費用の項目についてご説明してきましたが、
気になるのはやはり、初期費用としてトータル幾ら必要?という点かと思います。

答えとしては、「案件によりケースバイケース」となります。

高収益の案件は営業権が高く、低収益の案件は営業権が低い傾向にありますが、
営業権が低い場合でも、例えば総合病院門前や面受け処方で運営している薬局は、
薬品在庫だけで、1,000万円をこえるような先も、少なくありません。

そのため、初期投資額については、一概に定義できないものではありますが、
今まで、弊社でお手伝いしてきた幅の中では、総投資:2,500万円~4,000万円
程度の案件が、比較的多かったかな・・・という印象です。

勿論、中には、総投資:2,000万円以下で開業された方もいらっしゃいましたし、
総投資:5,000万円以上で薬局を承継された方もいらっしゃいました。
また、ほとんどの方は、上記金額を自己資金のみで賄われるのではなく、
自己資金+融資、という形で、捻出をされています。

より詳しい金額のお話や、具体的な融資取り付けの方法などは、
個別にご相談もお受けしておりますし、セミナー等の対応もさせていただいています。
気になる方は、お気軽にご相談をいただけますと嬉しく存じます。

経営のお悩みを相談することも解決方法の一つ

薬局経営者様のお悩みは人それぞれ

わたしたちCBアドバイザリーは、調剤薬局の多様な事業承継のご支援を通し、皆様が大切に運営してきた薬局と地域医療を新しい世代へとつなぐため、<事業承継を検討の薬局>×<独立開業希望の薬剤師>双方の最適なマッチングを行っております。

相談してみませんか?

今後の参考としてご相談されるだけでも構いません。
ご相談は無料です。秘密厳守にて対応いたします。まずはお気軽にご相談ください。

薬局運営について相談する

CURATION BY

田代 チエ

新卒でCBグループに入社し、医師・薬剤師の転職支援に携わった後、 新規立ち上げメンバーとして、開業支援部(現:株式会社CBアドバイザリー)に異動。 薬剤師の独立開業支援を専門に、「あなた以上にあなたの夢を形にする」 を実現すべく、真摯なご支援を心がけています。

関連情報関連情報

ページトップへ戻る

運営会社プライバシーポリシーお問い合わせ